令和6年度千葉県こども食堂ネットワーク会議を開催しました!
行政・社会福祉協議会・こども食堂運営者などの情報共有および連携のために県主催で毎年行ってきた「千葉県こども食堂ネットワーク会議」を11月6日(水)に開催しました。会場の千葉商工会議所第1ホールには、こども食堂運営者・各市のネットワーク関係者・自治体職員・社会福祉協議会職員・企業・団体の方が参加されました。今年のテーマは「つながるって素晴らしい!〜自治体・企業・こども食堂、みんなでワンチーム!~」です。
式次第
- 開会あいさつ
- 千葉県挨拶
- 実態調査報告:実態調査の結果と千葉県こども食堂サポートセンター事業概要
- 基調報告:全国及び千葉県の子ども食堂とそれを取り巻く状況
- 事例報告①市川こども食堂ネットワーク様
- 事例報告②我孫子市子ども食堂ネットワーク様
- 事例報告③ノーツすこやかこども財団様
- パネルディスカッション・質疑応答
- 閉会挨拶
こども食堂に関する市町村の実態調査報告
第1部では、はじめに千葉県 健康福祉部 児童家庭課ひとり親家庭班の担当者から、令和6年6月に県が行ったこども食堂実態調査の結果報告がありました。こども食堂自体の増加に加え各自治体のこども食堂の把握や支援も増加傾向にあること、北西部の都市部にこども食堂が多く群部ではいまだ少ない、などの分析が示されました。また、各地域におけるこども食堂ネットワークとこども食堂の構築および運営を支援する目的で、本年11月に発足した千葉県こども食堂サポートセンターの事業の概要も説明されました。
全国及び千葉県のこども食堂とそれを取り巻く状況
次に、こども食堂サポートセンター長に就任した髙橋亮よる基調講演がありました。こども家庭庁とこども基本法のスタートの意味するところと国がめざすこどもの居場所づくりの視点と政策について確認した上で、県内のこども食堂の現状についての説明、こども食堂・各市地域ネットワーク団体・千葉県子ども食堂連絡会の枠組みや、千葉県にある8つのフードバンクからの支援についても説明がありました。こども食堂サポートセンターの事業内容について連絡会との連携を絡めて説明がありました。
事例報告では、今回、市川こども食堂ネットワークと我孫子市子ども食堂ネットワークの地域ネットワーク2団体が、ネットワークの成り立ち・事務局の立ち上げ・行政や社協、そして地域の企業・団体・事業者との連携の進展と連携による課題の解決例などについて具体的なお話をしていただきました。また、千葉県のこども食堂に特化した助成を行っている一般財団法人ノーツすこやかこども財団は、食材のみに限定されない「みんなが集まって笑顔になれる」ことへの助成や、こども食堂に加えてネットワーク団体にも助成するなど、柔軟性のある助成事業を目指していることをお話していただきました。
ネットワークの持つパワーを感じたパネルディスカッション
第2部では登壇者によるパネルディスカッションが行われました。それぞれの活動の深掘りや今後の課題などを会場からの質問を元に話し合いました。特にネットワークを維持していくための労力にどう報いていくのかは関心の高い課題でした。
会場の参加者の方々からはサポートセンターの開設に期待する声や登壇者の発表に「力をもらった」、「心地よい学びの時間でした」などの評価をいただきました。また事後に実施したアンケート結果では、このイベントについての満足度がとても高く(イベント全体について「満足(とても満足+やや満足)した」の回答が97.7%)、継続的な開催を望むフリーコメントもいただきました。
今後もネットワーク会議は定期的に開催していきたいと思います。
当日の各登壇者の資料は下記のリンクよりご確認いただけます。
ネットワーク会議資料(PDF)
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